皆様の温かいご支援に心より感謝申し上げます。2014年度「平和を願う対話の旅」および「平和の架け橋in東北」参加者の中尾有希と申します。2015年10月に「聖地の子どもを支える会」ユースグループを立ち上げた際の発起人の一人です。現在までの約半年間でユースグループが行ってきたことをご報告し、今後の目標もご紹介します。
これまでの中心的活動の一つが、ユースグループの組織化です。立ち上げの際には抽象的であった活動方針を具体化し、さまざまな側面をよりシステマティックになるよう改善しました。例えば、役職の割り振りです。ユースグループの組織図を作り、メンバー各自に任期半年で役職を割り振りました。これにより、いろいろな仕事の責任の所在や進捗状況が明らかになり、連絡系統も分かりやすくなりました。人数不足や、役職ごとの仕事量の偏りなど、改善しなればならない点も多数ありますが、課題が明らかになっただけでも組織化の意義はあると思います。その他、定期ミーティングの進行法や書類の管理、連絡手段の整理など、試行錯誤しながら改善しています。
第二に、ユースグループとして正式にボランティア募集を開始しました。募集範囲は高校生から社会人までと幅広いですが、各人の経験や知識を当NPOのために生かしてもらえれば、との考えからそのように致しました。当NPO事務局の大きな支えによって応募手続きを明確化・簡略化し、またSNSや説明会の開催などの広報を通して、より多くの人々が応募しやすいように工夫しました。現在、数名の応募があり、今後ユースグループおよび当NPOの活動を共に盛り上げていくことを期待しています。
第三に、これまで当NPOに関わって来た若者たちのリユニオン(大同窓会)を二回開催致しました。これまでのスタディツアーや夏のプロジェクトの参加者間の結束を強めるという、ユースグループの活動方針に基づいたもので、二回でのべ30人が参加しました。特に先輩との出会いは、当NPOとの関わりがその後の学生生活や就職にどんな影響を及ぼしたかを聞く良い機会であり、直近の参加者には刺激的で興味深い経験となったようです。今後も、年に二回のペースでリユニオンを開き、当NPOを通じて育まれた友情が世代を超えてつながることを一同願っています。
第四に、広報活動の拡大と充実化を図ってきました。これまで事務局が一手に引き受けてきたTwitterやFacebookなどSNSの更新の一部をユースメンバーの役割とし、投稿内容の多様化および充実化、そして投稿頻度の増加を図っています。SNSで当NPOをフォローして下さっている方の中にはお気づきになった方もいらっしゃるかもしれません。また、広告制作に秀でたボランティアスタッフの貢献により、ボランティア募集やイベント広報のためのフライヤーを作成することが出来ました。紙媒体・SNS共に、内容だけでなく、ビジュアル面(写真やイメージなど)を拡充することが、今後引き続きの課題です。
ユースグループの直近の目標と課題は、
- ユースボランティアシステムの整備と円滑化、
- 2016年度「平和の架け橋」プロジェクト(関連するチャリティイベントと講演会も含む)運営・企画への積極的参加、
- SNS及び紙媒体による広報活動の更なる拡充です。中・長期的には、
- ボランティアメンバーが常に30人ほどいるようにし、それにより
- ユース主催の勉強会、ランチツアー、講演会などのイベントを開催することを目指しています。仕事に優先順位をつけながら、着実に進んでいければと思っています。
最後になりますが、改めて支援者の皆様に感謝を申し上げます。資金的なご支援だけでなく、いつも当NPOを心に留め、活動を応援してくださっていることにも感謝致します。ユースグループ一同、足りない力を合わせて頑張りますので、今後とも応援をよろしくお願い致します。
(文 中尾 有希/当法人ユースメンバー)