平和の架け橋プロジェクト2025 in ナガサキ
被爆・終戦から80年の年に平和を求めて長崎・東京で若者が交流

『平和の架け橋』プロジェクト(“LET’S BUILD A PEACE BRIDGE IN JAPAN”)はイスラエルとパレスチナから青年を招き、日本人学生とともに2週間の共同生活を通して《平和をつくる》喜びを体験するプロジェクトです。
日本人のあなたが、紛争国の若者同士をつなぐ『平和の架け橋』となる!
イスラエル・パレスチナ問題は、80年近くもの間、解決策を見出せぬまま、国際情勢に翻弄されて不安定な状況を経験し続けてきました。
2023年10月7日、イスラエルとガザの間で戦争が始まりました。イスラエル・パレスチナ社会の双方への人的被害、破壊規模は過去に類を見ず、これまでの和平に向けた試みは何歩も後退してしまいました。現在、イスラエル・パレスチナの現地の雰囲気は、平和と共存について語るにはこれまで以上に厳しい状況となっており、「平和」や「共存」を訴える声に対して脅迫や厳しい批判も起きています。
しかし、将来真に永続的な平和を実現したいという若い世代の熱意と希望を見捨てることはできません。本プロジェクトは約20年間にわたる取り組みを通じて確実で目に見える成果を上げ、イスラエル・パレスチナ・日本を合わせて300名近くの若者の心に蒔かれた 「平和の種」は、外交、ジャーナリズム、また国連など国際機関などの分野で豊かな実を結んでいます。中東和平にとって最も困難で最も重要な現在の状況に向き合うためには、平和に対して強い希望と熱意を持っている若者たちに参加してもらいたいと思っています。過去に参加経験があり、イスラエル・パレスチナの若者たちとまた平和共存の夢を語り合いたいという人も大歓迎です。
歴史
認定NPO法人「聖地のこどもを支える会」は、草の根運動の力が、時には全世界に大きな影響を与える可能性があると固く信じ、ヨハネ・パウロ2世財団(エルサレム)の共催の下、2005年以来「平和をつくる交流プロジェクト」を実施し、イスラエル・パレスチナ・日本の若者を対象に平和に向けた対話の機会を提供してきました。このプロジェクトは東京、広島、長崎、長野、仙台、さらにイスラエルとパレスチナでも行われました。また、東日本大震災後は「平和の架け橋」というプロジェクトとして、5年連続(2011年~2015年)で3か国の若者が東北の被災地でボランティア活動を行ってきました。
目的
今年のプロジェクトは、交流の質を深める意味でイスラエルとパレスチナからは過去の参加メンバーを中心に日本に招待し、日本人の参加者とともに平和構築イニシアチブのための挑戦的な冒険に取り組んでもらいます。そこから平和構築のかすかな光を確認し、共存という希望への種を蒔く道を模索しようと考えています。
本プロジェクト誕生から20年目という節目を迎える今年は、長崎と東京を活動の地とします。長崎は広島と共に「被爆」という惨禍を体験した都市であり、戦争の恐ろしさを忘れさせない街でありながら、それを超えて平和への希望を呼びかけている街です。ここでの学びから若い世代が団結し、平和の力強いメッセージを世界に発信することを期待しています。
こんな方にお勧め
- イスラエル・パレスチナ問題や、中東地域に関心のある方
- 紛争を生きるイスラエル・パレスチナの同世代の青年たちの苦しみ、憎しみ、不安、怒りの声を実際に聞きたい。
- 共同生活の中で人種・文化・宗教・メンタリティなどの多様性を乗り越え、友情を育みたい。
- 国際協力、平和構築に関心がある。
- 被爆国日本として何ができるのか興味がある。
- 将来、国際的視野を持った平和構築リーダー、専門家として外交官や国連、国際協力NGOやジャーナリストを目指している。
etc.
プロジェクト概要
日程
2025年8月3日(日)〜17日(日)【15日間】
活動地域
- 長崎・田平:8月3日(日)〜8月7日(木)
- 長崎市内:8月7日(木)〜8月13日(水)
- 東京:8月13日(水)〜8月17日(日)【JICA東京国際センター】
集合
2025年8月3日(日) 福岡国際空港
解散
2025年8月17日(日)午前中 (JICA東京国際センター)
活動内容(予定)
共同生活
紛争当事国と日本の若者が、長崎と東京において 2週間の共同生活を行い、寝食を共にしながら、文化やメンタリティーの多様性から来る困難を克服し、「平和共存」の可能性や、相互理解と相互受容の大切さを体験し、友情の絆を結びます。日本人はとくに、敵対国の若者たちの仲介役として、どのように「平和をつくるか」、「信頼関係を醸成するか」について学びます。
「平和と紛争」「命の尊さ」についての学び
紛争国に住む若者たちそれぞれの苦難や怒り、不安や希望などに耳を傾けて共感し、寄り添う心を養います。また長崎で、被爆 80周年の「平和祈念式典」、原爆殉難者慰霊祭などに参加、原爆資料館見学や被爆者ホーム訪問、被爆者の体験談傾聴をとおして、戦争・紛争の愚かさや平和の大切さについて認識を新たにし、人々の苦しみや悲しみに共感する心を養います。
異なる文化、宗教を学ぶ
仏教を学び、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教について学び合います、音楽、ダンス、料理など各国の伝統文化も紹介し合います。
ボランティア活動
福祉施設、老人ホームでのボランティア活動をとおして、助けを必要としている人々に寄り添い、奉仕する心を養い、共に協力して働く喜びを味わいます。
ワークショップと対話
長崎と東京でのワークショップや交流の体験、平和構築の具体的な「道」について考えます。
平和のメッセージ発信
長崎と東京で「一般市民・支援者との対話集会」を開催。若者たちは「平和のメッセンジャー」として、一人ひとりの「いのち」の大切さを訴え、平和達成への道を進む夢と希望を発信します。
パイプオルガン オルガンコンサート
戦争、紛争、自然災害のすべての犠牲者を追悼するため、浦上天主堂でパイプオルガンコンサートを開催します。
このプロジェクトの発案者が来日(予定)
イブラヒム・ファルタス神父

発足20年目となる「平和の架け橋プロジェクト2025」、発案者であるイブラヒム・ファルタス神父(聖地フランシスコ会)が来日の予定です。
ファルタス神父は2002年の聖誕教会包囲事件*での経験から、紛争を平和的に解決するには「対話」による相互理解しかないと確信しています。
2003年、当法人の招きで来日した際、「被爆の地で、イスラエル・パレスチナの若者たちを日本人と共に対話させたい」と提案されたのがきっかけで、「青少年国際交流プロジェクト」がスタートしました。
以来20年、プロジェクトの継続とともに、神父も「中東のためのヨハネ・パウロ2世財団」理事長として青少年の平和教育に尽力。最近はイタリア政府と協力して、ガザで負傷した子どもたちをイタリアで治療する事業にも携わっています。神父の「平和をつくる働き」にはフランシスコ教皇も注目、折にふれ言及しています。
*2002年4月、ベツレヘムの聖誕教会がイスラエル軍により包囲された事件。ファルタス神父は教会の主任司祭として、中に逃げ込んだ220人以上のパレスチナ人の命を39日間守り抜き、粘り強い「対話」による解決に導いた。
募集要項
募集人員・対象
18歳〜29歳 4名
(イスラエル・パレスチナからの参加者は8〜9名の予定)
参加費
12万円 (分割払いも可・要相談)
- 上記参加費には、プログラム全行程中の1人分の交通費、宿泊費、食費(1日3食、ただし自由時間中の食費/交通費は除く)、ボランティア活動保険料が含まれます。(事前・事後研修費は、別途定めます。)
- プロジェクト実施に関する経費の不足分は、支援者の寄付によって賄われます。
- 自宅から研修会場 or 集合地、解散地の往復交通費、および自由時間中の食費、交通費などは、自己負担とします。
応募条件
- 当プロジェクトの目的に賛同して、将来にわたって「平和をつくる」ために積極的に働く意志をもっていること
- 互いに相手の多様性を尊重し、受け入れ合う協調性をもっていること
- プロジェクト後も継続して、当NPOの平和活動に積極的に協力する意志をもっていること
- 事前・事後研修に必ず参加し、その前後に出される課題に取り組むこと
- プロジェクト終了後にレポートを提出すること
- 参加者同士で会話及びディスカッションができる程度の英語力を有し、積極的にコミュニケーションが取れること
- プロジェクト中の「行動ルール」(Rules of Conduct)を遵守すること
選考方法
書類選考と面接
応募方法
参加申込書を下記メール先に提出(顔写真も添付)してください。
添付のアンケート回答は必須です。
- 宛先
- info@peace-ilpsjp.org(件名を「平和の架け橋に応募(氏名)」と記載)
- 面接
- 書類選考後、面接日時・場所を個別にお知らせします。
応募締切
- 2025年5月3日(土)
参加費支払い
- 申込金
- 25,000円(2025年6月1日まで)
- 残金
- 95,000円(2025年7月1日まで)
キャンセル料
〜7月26日 | 25,000円 |
---|---|
7月27日〜8月1日 | 35,000円 |
8月2日(プロジェクト前日) | 60,000円 |
8月3日(プロジェクト当日)以降 | 全額 |
事前研修と事後研修
当プロジェクト参加者として選出された学生は、必ず下記の事前・事後研修に参加してください。
事前研修【必須】
日時(予定)
- 第1回:2025年7月5日(土)9:00 〜 6日(日)17:00
- 第2回:2025年7月13日(日)9:00 〜 17:00
場所
JICA東京国際センター(東京・幡ヶ谷)
参加費
11,000円(宿泊・朝食・セミナールーム代込み)2回分
目的
- イスラエル・パレスチナの基礎情報および「両国の紛争の歴史と実情」について学ぶ。
- 「命」「平和」「絆」「連帯」「和解」などをテーマに、平和とは、人間とは何かを考え、参加者同士で共有する。
事後研修(1回実施予定)
日程・参加費
日程・参加費:未定(プロジェクト完了後、1ケ月以内に実施予定)
- 主催:NPO法人 聖地の子どもを支える会 理事長 井上弘子
- 共催:財団法人 ヨハネ・パウロ2世財団 理事長 イブラヒム・ファルタス神父
- 後援:独立行政法人 国際協力機構(JICA)、カトリック長崎大司教区(いずれも予定)
過去のプロジェクトレポート
これまでに実施した国際交流事業の報告書を掲載しています。ぜひご覧ください。