当法人現地スタッフでありながら、聖地の首席オルガン奏者のヤクーブが演奏するパイプオルガンコンサートは、7月に始まり、いよいよ最終回は、8月26日です。
7月19日、第一回目のコンサートは、戸塚の明治学院大学、そして8月26日の最終回は 横浜の指路教会といういずれもヘボン氏ゆかりの場所となりました。
今回のヤクーブ・オルガンツアーの見どころの一つは、教会のすばらしさ。京都、奈良、東京、横浜といずれも歴史的に重要な教会ばかりですが、建物が美しく、信者でなくても訪れたくなる教会です。この機会に是非お越しください。
さて、ヘボン氏とはどういう人かというと、 ジェームス・カーティス・ヘボン – 幕末・明治初期の日本で活躍したアメリカ合衆国の医師・宣教師で、ヘボン式ローマ字を考案した人でもあります。1859年に来日し、1863年には、ヘボン塾を開校、のちに明治学院大学となりました。
明治学院大学のWEBサイトには、ヘボン氏の愛した横浜が紹介されています。是非、コンサートの帰りにでも回ってみてください。
指路教会は、ヘボン塾で勉強していた青年たちを中心にして、教会設立の気運が起こり、1874年(明治7年)9月13日、アメリカ長老教会の宣教師ヘンリー・ルーミスを初代牧師として設立されました。1892年(明治25年)ヘボンの尽力により赤レンガの教会堂が建てられました。その時ヘボンの母教会の名”Shiloh Church” をいただいて指路教会としました。「シロ」は旧約聖書において、「平和を来らす者」すなわちメシヤを示す意味、および古い時代の聖なる町の両方に用いられています。(教会HPより)
最終回の詳細はこちら
日時:2023年8月26日 14:00-(13:30開場)
場所:指路教会 https://goo.gl/maps/bUnnuvpU8UHsLgLH8
連絡先 090-65383255
ヤクーブ・ガザウィ
1989年エルサレム出身。マグニフィカト修道院で音楽理論とピアノ、パイプオルガンを学ぶ。エルサレムのピアノコンクールで3つの賞を受賞。15歳の時に当法人のプロジェクトに参加し、初来日、広島を訪問した。その後、東日本大震災のボランティアなど、イスラエル・パレスチナの若者たちを取りまとめるリーダーを担い、現在は、当法人の現地スタッフでもある。本職は、オルガニストとして、現在、受胎告知教会(ナザレ)聖誕教会(ベツレヘム)聖墳墓協会(エルサレム)などイエス・キリストのゆかりの教会で活躍。