▲写真:ベツレヘム大学の学生との交流
私がこのスタディーツアーに参加した理由は、去年の参加者が私と同じ大学の方が多く、大学で中東研究を学ぶ者として、自分も行ってみたいと思ったことがきっかけだった。
私たちは十日間でエルサレム、ベツレヘム、テルアビブ三つの都市を周り、ベツレヘム以外はホームステイをした。
ホームステイ先では実際にパレスチナ人、イスラエル人両方のお話を聞くことが出来たので、とても満足だった。
さらに旅行では行けない、乳児院や入植地に行けたことは貴重な経験だった。
その他にもツアーでは、イスラエルパレスチナ両方の大学生、入植者、シスター、難民キャンプの方、学校の先生など現地の方々のお話を聞ける機会が数多く設けられており、おかげで社会問題が私たちの前に浮き彫りにされた。
特にパレスチナ人が壁の中で制限を受けている話を聞いている時、私自身も小さい頃に両親が不法滞在で中国に強制送還された経験があり、パレスチナ人の喋っている姿は小さい頃の自分の気持ちを投影しているようだった。
またもう一つ印象的だったのが、難民キャンプで子どもの犠牲者のモニュメントをみた時だった。
私は不意にシリア難民の子供が海岸で、溺死体で打ち上げられている写真を思い出した。
紛争で死んでいく幼い子供達のことを思うと憐憫の感情が湧き上がってきた。
このツアーを通して学べたことは多々ある。
しかしそれ以上に、自分の人生に不撓不屈の精神を持ち頑張っていこうという決意を持てたことは大きな収穫だった。
最後にこのツアーで出会った人たち、大学のOBOG、事務局の方々にはとても感謝している!
ありがとうございました!!
メンバーもメンズ1人で、肩身がとても狭かったけど、終わった後には寂しさを感じるぐらい、いいメンバーでした。チーム課題も頑張っていきます。
(文 ウェン ユウシャン/
2019年スタディー・ツアー参加者、大学3年生)