2023年10月7日に発生したハマスによるイスラエル攻撃が世界を震撼させました。その直後始まった戦争はまもなく8ヶ月経とうとしていますが、未だに停戦の兆しが見えないまま、双方の社会に経験したことのないレベルの人的被害と破壊を引き起こしています。現地では平和と共存について語ることもできず、和平を訴える声に対して脅迫や厳しい批判さえ起きています。
認定NPO法人「聖地のこどもを支える会」は、2005年以来「平和のための交流プロジェクト」を定期的に開催し、イスラエル・パレスチナ・日本の若者を対象に平和への対話の機会を提供してきました。約20年にわたるプロジェクトの取り組みを通じて100名以上の参加者を輩出してきましたが、この参加者たちも今は戦争で深く傷つき、どのように平和に向けて再び歩むことができるのか悩んでいます。こうした背景から、今年はイスラエルとパレスチナの過去の参加メンバーを日本に招待し、日本人とともにもう一度平和について見つめ直し、かつてなく重要な対話の機会を設けることにしました。
この対話の旅に参加してくれる日本人参加者を募集するため、説明会を実施します。
説明会詳細
説明会では、プロジェクト・リーダーであるヤクーブ・ガザウィ(イスラエル国籍アラブ人)が、現地の最新情報や和平への思い、このプロジェクトでの期待などをお話します(日本語訳付き)。
ヤクーブ・ガザウィ
1989年エルサレム出身。マグニフィカト修道院で音楽理論とピアノ、パイプオルガンを学ぶ。エルサレムのピアノコンクールで3つの賞を受賞。15歳の時に当法人のプロジェクトに参加し、初来日、広島を訪問した。その後、東日本大震災のボランティアなど、イスラエル・パレスチナの若者たちを取りまとめるリーダーを担い、現在は、当法人の現地スタッフでもある。本職は、オルガニストとして、現在、受胎告知教会(ナザレ)聖誕教会(ベツレヘム)聖墳墓協会(エルサレム)などイエス・キリストのゆかりの教会で活躍。
こんな方にお勧め
- イスラエル・パレスチナ紛争問題に興味のある方
- 当該プロジェクトに関心のある方
- 在情勢や中東和平について生の声を聞いてみたいという方
- プロジェクトには参加はできなくても当会の取り組みについて知りたい方
- 将来国際協力に携わりたい、国際平和へのイニシアティブに積極的に取り組みたいという熱意を持つ方
etc.
* プロジェクト対象年齢外の方も説明会へのご参加はOK!
6月6日の説明会に参加された方へ
参加者の方で説明会の様子を収録した動画の観覧をご希望の方は、当会までご連絡ください。