▲写真:マサダから望む死海 イスラエルでの滞在は、私たちが当たり前に口にする「平和」とは何かを問いかけるものだった。 紛争下で生きるという事実を突きつけられた。 プロジェクトに参加した理由 私にとってイスラエルは、とても馴染みのあるどこか懐かしい国であった。 というのも、私が通っていた…
▲写真:ベツレヘムにある分離の壁 何をしに行ったのか、何を見に行ったのか、私にとってイスラエル・パレスチナとは何だったか。 思い出せば私は、痛ましい悲劇を何度も引き起こすほどの対立とは何か、相互理解の余地はないのか、人々の苦しみはどのようなものなのかという実態を目の当たりにしたかったのだと思…
▲写真:ベツレヘム大学の学生との交流 私がこのスタディーツアーに参加した理由は、去年の参加者が私と同じ大学の方が多く、大学で中東研究を学ぶ者として、自分も行ってみたいと思ったことがきっかけだった。 私たちは十日間でエルサレム、ベツレヘム、テルアビブ三つの都市を周り、ベツレヘム以外はホーム…
▲写真:ベツレヘム大学からの眺望 12日間のスタディ・ツアーで受けた感動とショックは、自分では抱えきれないほど大きいものだった。 名誉殺人を逃れて育つ子供たち ベツレヘムで訪れた場所の一つに、未婚の女性から産まれたことで名誉殺人の犠牲者になるはずだった子供たちを保護する施設「クレーシュ」が…
▲写真:エルサレムのホストファミリー 私の今回のスタディーツアー参加の目的は、自分自身が現地に行き、自分の目でイスラエル・パレスチナを見ること、文化や雰囲気を自分の体で感じること、歴史と現状、宗教など、多くのことを吸収できる限り学ぶことでした。 私は同NPO法人主催の2018年夏に行われ…
▲写真:アイーダ難民キャンプには亡くなった子供たちの名が記されている スタディツアーから帰国して日が経ってからも、得体の知れない「モヤモヤ」が取れずにいた。 現地から、何か重たい鉛みたいなものを持って帰ってきたような気分でいた。 「平和」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか? これ…