▲写真:支援先の聖ヨセフ学院の子どもたち エルサレム旧市街は、あらゆる意味で、いろいろなものが地球上で最も“凝縮”している町でしょう。1キロメートル四方の壁に囲まれているこの街は、言葉で言い尽くすことはできません。街の歴史は、戦争と平和、愛と憎しみ、そして破壊と再建で織りなされています。 …
私は今年6月末から7月末までの約一ヶ月間、ヨルダン川西岸地区南部のヘブロンのエクセレンス・センターという語学学校で、小学生から社会人までの生徒に英語を教えるボランティアをしました。 ヘブロン―アラビア語では、アル・ハリール(AlKhalil)(*1)と呼ばれる―という町は、ヨルダン川西岸地区の…
▲写真:アイーダ難民キャンプにある分離の壁 皆さま、初めまして。2015年「スタディーツアー・平和を願う対話の旅」参加者の本吉祐樹です。現在はイギリスの大学院で、国際法、とりわけ国際紛争やテロについて研究をしています。ツアーへの参加を通して私が感じたこと、そしてそれが現在の私にどのような形で活…
2001年9月11日に、ニューヨークの世界貿易センタービルや米国防総省の建物にハイジャックされた旅客機が突っ込んだ同時多発テロ事件から15年が経ちました。あの日、筆者はエジプトのカイロの総局事務所にいました。終業間際の現地助手が、ニューヨークのビルに旅客機が衝突したと慌ただしく知らせてきまし…
2016年10月16日、当法人のユースグループが主体となってフード・イベントを開催しました。会場は東京・六本木にある中東料理レストラン『アルディワン』。中東料理を楽しみながら、イスラエル・パレスチナの歴史や文化・現状にふれてもらうことが目的でした。当日は店を貸切りにしてもらい、約40名の若者が参加してくれました。 ユースメンバーの挨拶と乾杯でスタートし、ビュッフェ形式の料理を楽しみながら、参加者同士が交流。初めて出会った人たちも、すぐに仲良くなって話しが弾んでいました。
少し前のことになりますが、今年5月21日の朝刊に、イスラエルの国防相が「首相と対立し辞意」という記事が載りました。ネタニヤフー首相が、対パレスチナ強硬派でアラブ系イスラエル人の排斥を主張する極右政党「イスラエル我が家」のリーベルマン党首に政権への参加を要請し、国防相への就任を打診したのを受けての…