▲写真:ベツレヘムにある分離の壁 今回の参加者は大半が学生だったが、私は社会人としてスタディーツアーに参加して大変良かったと感じている。 自分がイスラエルとパレスチナへ行くことは、今まで想像もしていなかった。 しかし、難民支援のために国連で働いている友人がいるので、自分もいつか何かしら…
▲写真:エルサレムにある岩のドームと嘆きの壁 鐘が鳴っている。祈りの時間を告げるアザーンが響き渡る。向かいから黒装束の正統派ユダヤ人が歩いてくる。そしてまたどこかの教会の鐘が聞こえる。 初めて訪れる聖地は、毎日が刺激的だった。帰ってきてからいろいろ調べても未だに疑問が尽きない。早くまた行きた…
▲写真:マサダから望む死海 イスラエルでの滞在は、私たちが当たり前に口にする「平和」とは何かを問いかけるものだった。 紛争下で生きるという事実を突きつけられた。 プロジェクトに参加した理由 私にとってイスラエルは、とても馴染みのあるどこか懐かしい国であった。 というのも、私が通っていた…
▲写真:ベツレヘムにある分離の壁 何をしに行ったのか、何を見に行ったのか、私にとってイスラエル・パレスチナとは何だったか。 思い出せば私は、痛ましい悲劇を何度も引き起こすほどの対立とは何か、相互理解の余地はないのか、人々の苦しみはどのようなものなのかという実態を目の当たりにしたかったのだと思…
▲写真:ベツレヘム大学の学生との交流 私がこのスタディーツアーに参加した理由は、去年の参加者が私と同じ大学の方が多く、大学で中東研究を学ぶ者として、自分も行ってみたいと思ったことがきっかけだった。 私たちは十日間でエルサレム、ベツレヘム、テルアビブ三つの都市を周り、ベツレヘム以外はホーム…
▲写真:ベツレヘム大学からの眺望 12日間のスタディ・ツアーで受けた感動とショックは、自分では抱えきれないほど大きいものだった。 名誉殺人を逃れて育つ子供たち ベツレヘムで訪れた場所の一つに、未婚の女性から産まれたことで名誉殺人の犠牲者になるはずだった子供たちを保護する施設「クレーシュ」が…