▲写真:ヨルダンの首都アンマン(街は丘の上に立っている) 支援者の皆様、こんにちは。私は現在、青年海外協力隊の一員としてパレスチナの隣国ヨルダンに派遣されています。任期は2年、パレスチナ難民キャンプで知的障害児の指導をすることになっています。 ヨルダンといってもあまりイメージがわかないか…
フランスの指揮者で作曲家のピエール・ブーレーズ氏が1月5日、死去しました(享年90歳)。指揮者として名前を知っているだけでしたが、イスラエル人やパレスチナ人などの若い演奏者たちと音楽活動をしていたことを知る機会を得ました。エジプトで旅行業に携わる夫と共に、長くカイロに暮らしてきた方の情報によるも…
「必ずまた戻ってこよう!」そう心に刻んだイスラエル・パレスチナ。 2014年3月にスタディツアーで初めて訪れ、約一年半経って、ようやくこの地に帰ってくることができました。今年の8月末から、パレスチナ自治区ラマッラ近郊のビルゼイト大学に留学をしています。ビザの更新次第ですが、可能ならば来年の夏ま…
イスラエル人とパレスチナ人の衝突が頻繁に報じられるようになってきました。日本では目立った報道が少なく、大きな関心は呼んでいないように思われますが、10月だけで衝突により双方に60人以上の死者が出たほか、パレスチナ側ではイスラエル治安部隊の銃撃や催涙弾による負傷者が5千人を超えるともいわれています…
安全保障関連法案が衆議院を通過しました。「オリーブの木」55号の論考『人質殺害で問われる日本のあり方』で筆者は「テロへの対処を含め国際問題に日本はどう取り組むべきか、今は選択の岐路にあるのではないか」という趣旨のことを書きましたが、安保法案を提出した安倍政権の選択は端的に言えば、紛争防止のために…
イスラエルの総選挙が3月17日に投票され、即日開票の結果、ネタニヤフ首相が率いる中道右派政党リクードが国会の120議席中30議席を獲得し、第1党となりました。ただし、過半数には遠く及ばず、イスラエル政治の常として複数政党による連立内閣を組むことになります。この原稿が掲載されるころ(5月)に新政権…